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数学をもう一度・・・

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02月

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(sxt) のyの最大値と最小値](A)

s<tとして、定義域が sxtにおける2次関数 y=ax2 の最大値と最小値を以下の表にまとめる。定義域に頂点を含む場合、下図における(真ん中の3つの表の)定義域を表す黄色い線分の中点に注目すればよい。

t0のとき(xの取り得る値が負の場合)
aの値 a>0 a<0
最大値 s2 (x=s) t2 (x=t)
最小値 t2 (x=t) s2 (x=s)
グラフ

下に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値が負の場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値が負の場合)

上に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値が負の場合)

上に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値が負の場合)

t+s2<0のとき (xの取り得る値範囲に頂点を含む場合)
aの値 a>0 a<0
最大値 s2 (x=s) 0 (x=0)
最小値 0 (x=0) s2 (x=s)
グラフ

下に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値範囲に頂点を含む場合)

上に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合)

上に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値範囲に頂点を含む場合)

t+s2=0のとき (xの取り得る値範囲に頂点を含みグラフが対称となる場合)
aの値 a>0 a<0
最大値 s2 (x=sまたはx=t) 0 (x=0)
最小値 0 (x=0) s2 (x=sまたはx=t)
グラフ

下に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合;特に頂点の\(x\)座標と定義域の中点が一致する場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値範囲に頂点を含む場合;特に頂点のx座標と定義域の中点が一致する場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合;特に頂点の\(x\)座標と定義域の中点が一致する場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値範囲に頂点を含む場合;特に頂点のx座標と定義域の中点が一致する場合)

t+s2>0のとき (xの取り得る値範囲に頂点を含む場合)
aの値 a>0 a<0
最大値 t2 (x=t) 0 (x=0)
最小値 0 (x=0) s2 (x=s)
グラフ

下に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値範囲に頂点を含む場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値範囲に頂点を含む場合)

s0のとき(xの取り得る値が正の場合)
aの値 a>0 a<0
最大値 t2 (x=t) s2 (x=s)
最小値 s2 (x=s) t2 (x=t)
グラフ

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値が正の場合)

下に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値が正の場合)

上に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値が正の場合)

上に凸の放物線の最大値と最小値(xの取り得る値が正の場合)

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(a<0,xR) のyの最大値と最小値]

2次関数の基本形y=ax2(a<0,xR)におけるyの最大値と最小値

は、

最小値:なし、 最大値:y=0  (x=0)

なぜなら、下図のように、xが、実数全体(xR)の値を取る場合、増加から減少に転ずる点が、頂点(0,0)となるからである。よって、頂点のx座標、y座標から、x=0のとき最大値y=0をとる。

上に凸のグラフ

上に凸の放物線

一方、最小値はグラフが無限に下方に伸びている。
x\(yの値は、xが小さくなればなるほど、yも限りなく小さくなる。そのため、\( x最小値は存在しない
同様にx>0においてyの値は、xが大きくなればなるほど、yも限りなく小さくなる。そのため、x>0においてy最小値は存在しない

 

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(a>0,xR) のyの最大値と最小値]

2次関数の基本形y=ax2(a>0,xR)におけるyの最大値と最小値

は、

最小値:y=0  (x=0)、 最大値:なし

である。
なぜなら、下図のように、xが、実数全体(xR)の値を取る場合、減少から増加に転ずる点が、頂点(0,0)となるからである。よって、頂点のx座標、y座標から、x=0 のとき最小値y=0をとる。

下に凸の放物線

下に凸の放物線

一方、最大値はグラフが無限に上方に伸びている。
換言すると、xyの値は、xが小さくなればなるほど、yも限りなく大きくなる。そのため、x最大値は存在しない
同様にx>0においてyの値は、xが大きくなればなるほど、yも限りなく大きくなる。そのため、x>0においてy最大値は存在しない

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(a<0,xR) のyの最大値と最小値]

2次関数の基本形y=ax2(a<0, xR)yの最大値と最小値ついて考えてみよう。

xが、実数全体(xR)の値を取る場合、増加から減少に転ずる点、頂点(0,0)において、最大値y=0をとる。

上に凸のグラフ

上に凸の放物線

一方、x\(yの値は、xが小さくなればなるほど、yも限りなく小さくなる。そのため、\( x最小値は存在しない
同様にx>0においてyの値は、xが大きくなればなるほど、yも限りなく小さくなる。そのため、x>0においてy最小値は存在しない

つまり、

2次関数の基本形y=ax2(a<0,xR)におけるyの最大値と最小値

は、

頂点(0,0)において、最大値y=0をとり、最小値は存在しない。

最小値:なし、 最大値:y=0  (x=0)

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(a>0,xR) のyの最大値と最小値]

2次関数の基本形y=ax2( a>0, xR)yの最大値と最小値ついて考えてみよう。

xが、実数全体(xR)の値を取る場合、減少から増加に転ずる点、頂点(0,0)において、最小値y=0をとる。

下に凸の放物線

下に凸の放物線

一方、xyの値は、xが小さくなればなるほど、yも限りなく大きくなる。そのため、x最大値は存在しない
同様にx>0においてyの値は、xが大きくなればなるほど、yも限りなく大きくなる。そのため、x>0においてy最大値は存在しない

つまり、

2次関数の基本形y=ax2(a>0,xR)におけるyの最大値と最小値

は、

頂点(0,0)において、最小値y=0をとり、最大値は存在しない。

最小値:y=0  (x=0)、 最大値:なし

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(a<0,xR) のyの最大値と最小値]

2次関数の基本形y=ax2(a<0, xR)yの最大値と最小値ついて考えてみよう。

xが、実数全体(xR)の値を取る場合、増加から減少に転ずる点、頂点(0,0)において、最大値y=0をとる。

一方、x\(yの値は、xが小さくなればなるほど、yも限りなく小さくなる。そのため、\( x最小値は存在しない
同様にx>0においてyの値は、xが大きくなればなるほど、yも限りなく小さくなる。そのため、x>0においてy最小値は存在しない

つまり、

2次関数の基本形y=ax2(a<0,xR)におけるyの最大値と最小値

は、

頂点(0,0)において、最大値y=0をとり、最小値は存在しない。

最小値:なし、 最大値:y=0  (x=0)

2次関数の最大値と最小値 [基本形 y=ax2(a>0,xR) のyの最大値と最小値]

2次関数の基本形y=ax2( a>0, xR)yの最大値と最小値ついて考えてみよう。

xが、実数全体(xR)の値を取る場合、減少から増加に転ずる点、頂点(0,0)において、最小値y=0をとる。

一方、xyの値は、xが小さくなればなるほど、yも限りなく大きくなる。そのため、x最大値は存在しない
同様にx>0においてyの値は、xが大きくなればなるほど、yも限りなく大きくなる。そのため、x>0においてy最大値は存在しない

つまり、

2次関数の基本形y=ax2(a>0,xR)におけるyの最大値と最小値

は、

頂点(0,0)において、最小値y=0をとり、最大値は存在しない。

最小値:y=0  (x=0)、 最大値:なし

上に凸の放物線 [y=ax2,a>0のグラフ]

a<0のとき、グラフは下図のようになる。このような放物線を上に凸の放物線とよび、増加から減少に転ずる点を頂点という。

上に凸のグラフ

上に凸の放物線

 
この放物線もa>0のときと同様、y軸に関して対称で、その対称軸を放物線のと呼ぶ。下図の場合、放物線の軸の方程式は、x=0となる。

上に凸の放物線と軸

上に凸の放物線と軸

 

下に凸の放物線 [y=ax2,a>0のグラフ]

a>0のとき、グラフは下図のようになる。このような放物線を下に凸の放物線とよび、減少から増加に転ずる点を頂点という。

下に凸の放物線

下に凸の放物線



 

この放物線は、y軸に関して対称で、その対称軸を放物線のと呼ぶ。下図の場合、放物線の軸の方程式は、x=0となる。
放物線の軸

放物線の軸