床関数(Floor Function) \( a \) の値を変えて、グラフがどのように変化するか観察しよう
中学・高校で何を習ったっけ?
教科書内容をふり返ってみよう
床関数(Floor Function) \( a \) の値を変えて、グラフがどのように変化するか観察しよう
\(y=ax+b\)のグラフの\(a\)と\(b\)の値を変化させてみよう。
\( s < t \)として、定義域が \( s \leqq x \leqq t \)における2次関数 \(y=ax^2\) の最大値と最小値を以下の表にまとめる。定義域に頂点を含む場合、下図における(真ん中の3つの表の)定義域を表す黄色い線分の中点に注目すればよい。
\( t \leqq 0 \)のとき(\(x\)の取り得る値が負の場合) | ||
\(a\)の値 | \( a>0 \) | \( a<0 \) |
最大値 | \(s^2\) (\(x=s\)) | \(t^2\) (\(x=t\)) |
最小値 | \(t^2\) (\(x=t\)) | \(s^2\) (\(x=s\)) |
グラフ | ||
\(\frac{t+s}{2}<0\)のとき (\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合) | ||
\(a\)の値 | \( a>0 \) | \( a<0 \) |
最大値 | \(s^2\) (\(x=s\)) | \(0\) (\(x=0\)) |
最小値 | \(0\) (\(x=0\)) | \(s^2\) (\(x=s\)) |
グラフ | ||
\(\frac{t+s}{2}=0\)のとき (\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含みグラフが対称となる場合) | ||
\(a\)の値 | \( a>0 \) | \( a<0 \) |
最大値 | \(s^2\) (\(x=s\)または\(x=t\)) | \(0\) (\(x=0\)) |
最小値 | \(0\) (\(x=0\)) | \(s^2\) (\(x=s\)または\(x=t\)) |
グラフ | ||
\(\frac{t+s}{2}>0\)のとき (\(x\)の取り得る値範囲に頂点を含む場合) | ||
\(a\)の値 | \( a>0 \) | \( a<0 \) |
最大値 | \(t^2\) (\(x=t\)) | \(0\) (\(x=0\)) |
最小値 | \(0\) (\(x=0\)) | \(s^2\) (\(x=s\)) |
グラフ | ||
\( s \geqq 0 \)のとき(\(x\)の取り得る値が正の場合) | ||
\(a\)の値 | \( a>0 \) | \( a<0 \) |
最大値 | \(t^2\) (\(x=t\)) | \(s^2\) (\(x=s\)) |
最小値 | \(s^2\) (\(x=s\)) | \(t^2\) (\(x=t\)) |
グラフ |
2次関数の基本形\( y=ax^2 ( a<0, x \in \mathbb{R})\)における\(y\)の最大値と最小値
は、
最小値:なし、 最大値:\(y=0\) \( (x=0 ) \)
なぜなら、下図のように、\( x \)が、実数全体(\(x \in \mathbb{R}\))の値を取る場合、増加から減少に転ずる点が、頂点\( ( 0, 0 ) \)となるからである。よって、頂点のx座標、y座標から、\(x=0\)のとき最大値\( y= 0 \)をとる。
一方、最小値はグラフが無限に下方に伸びている。
\( x、\( y \)の値は、\( x \)が小さくなればなるほど、\( y \)も限りなく小さくなる。そのため、\( x最小値は存在しない。
同様に\( x>0 \)において、\( y \)の値は、\( x \)が大きくなればなるほど、\( y \)も限りなく小さくなる。そのため、\( x>0 \)において\( y \)の最小値は存在しない。