一般に\(a\), \(b\) を定数としたとき,\(y\)が\(x\)の一次式\( y = ax + b\)で表されるとき,すなわち,\(y\)が\(x\)の一次式で表されるとき,\(y\)は\(x\)の一次関数であるといいます.
中学・高校で何を習ったっけ?
教科書内容をふり返ってみよう
一般に\(a\), \(b\) を定数としたとき,\(y\)が\(x\)の一次式\( y = ax + b\)で表されるとき,すなわち,\(y\)が\(x\)の一次式で表されるとき,\(y\)は\(x\)の一次関数であるといいます.
\(y= ax \)の\(a\)の値を変更して,いろいろなグラフを描こう[Firefox 14.0, Safari 5.1 の動作確認済].
気づいたことは,メモしておこう.
次に\(x\), \( y \)を使って表してみよう.「支払った金額」を\( y \)[円],「買った菓子の個数」を \( x \) [個] とする.そうすると
(支払った金額)=200×(買った菓子の個数)
は,
\[ y = 200 \times x\]
と表すことができる. このように“\(y\) =(\( x \)の式)”で表すことを「\( y \) を \( x \) の式で表す」という.
一般に,定数\( a \) を使って,
\[y = a x\]
の式の形で表されるとき,\( y \) は \( x \)に比例するといい,\(a \) を比例定数という.\(a\) は \(x \) が1増加したときの\( y \)の増加する量を表している.
買った個数と支払った金額を表にして考えると
買った菓子の個数(個) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
支払った金額(円) | 200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | 1400 |
さて,買った個数と支払った金額の関係(対応)を考えてみよう.
買った菓子の個数(個) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
\(f\) | ![]() |
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支払った金額(円) | 200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | 1400 |
どのような関係があるだろう.
買った菓子の個数(個) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
\(f\) | ![]() |
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支払った金額(円) | 200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | 1400 |
支払った金額は菓子の個数を200倍することで求められることがわかりる.
式で表すと
(支払った金額)=200×(買った菓子の個数)
のようになる.
このような式で表されるとき,「支払った金額」は「買った菓子の個数」に比例するといいます. 当然,これも「支払った金額」は「買った菓子の個数」の関数です.
最も簡単だけれども美しい性質をもつ関数「比例」について学習しよう.
早速,「比例」って何かを考えてみよう.
例えば,一袋200円の菓子を
1つ買うと200円.
2つ買うと400円.
3つ買うと600円.
このように,買った個数と支払った金額を表にして考えると
買った菓子の個数(個) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
支払った金額(円) | 200 | 400 | 600 | 800 | 1000 | 1200 | 1400 |
では,買った個数と支払った金額の関係(対応)を「買った菓子の個数(個)」と「支払った金額(円)」の比に注目して考えてみる.
(支払った金額):(買った菓子の個数)=200:1=400:2=・・・=1400:7
となって, (支払った金額)の(買った菓子の個数)に対する比の値は,つねに
\[ \frac{200}{1}=\frac{400}{2}= \cdots = \frac{1400}{7} \]
となり,一定の値\(200\)となる.このように, 「(支払った金額)の(買った菓子の個数)に対する比の値が一定」となるとき,「(支払った金額)は(買った菓子の個数)に比例する」という.
関数とは2つのともなって変わる数 \( x \), \( y \) があって, \( x \)の値を一つ決めると,それに対応する\( y \) の値がただ1つと定まるとき、\( y \) を \( x \) の関数といい、
と表す.
また,ともなって変わる数 \( x \), \( y \) のことを変数といい,特に\( y \) を従属変数, \( x \)を独立変数という.
Xの中の \(x\) は \(f\) によって \(y\) に対応している.このことを、
となる (→参照 ). また、\( y = f(x) \) だから
\begin{eqnarray*}
y &=& f(x) \\
&=& 2x
\end{eqnarray*}
と表すことができる.