2012/05/14 -
数学
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集合の表し方
\( a \)が集合 \( A \)の元であるか否かを次のように記述する.
- \( a\in A \cdots\cdots a \) は集合 \( A \) の元である.
- \( a\not\in A \cdots\cdots a \) は集合 \( A \) の元でない.
\( \in \)は, elementの頭文字を図案化したものである.
また, 集合の表し方は,
- 元の表示: 集合に属する元を $\{ \}$のなかに列挙しておく. この場合元の順序は問題としない (外延的表示).
- 条件の記述 : 集合に属する元の満たすべき条件を示し \( \{x|p(x)\} \)のように表す.
\( p(x) \) は条件で, この条件は文章で示されるほか, 等式, 不等式などで表されることもある (内包的表示).
例
- 4の (正の) 約数の集合 \( A \)
- \( A= \{ x|x \text{は24の約数}\}, A=\{1,2.3,4,6,8,12,24\} \)
- 奇数の集合 \( B \)
- \( B=\{ 2n-1 | n \in \mathbb{N} \} \)
- \( x^{2}-4\leqq 0 \) を満たす整数 \( x \) の集合 \( B \), 実数 \( x \) の集合 \( C \)
- \( B=\{x|x^{2}-4\leqq 0,\ x\in Z\} \), 或いは, \( \ B=\{-2,\ -1,0,1,2\} \)
- \( C=\{x|x^{2}-4\leqq 0\} \) (厳密には \( C=\{x|x^{2}-4\leqq 0,\ x\in \mathbb{R}\} \) )