Archive from 2012/06/18
2012/06/18 - 数学    No Comments

式の値

多項式の計算において,\( x \) や \( y \) などの文字は,特に意味は無く未知数を扱うための文字を用いた一つの表現(expression:式)に過ぎない.
例えば,未知数\( x \)がどのような値を取るかわからないが(任意の\(x\)について),
\[2x^3+x^2-x+1\]
と表現された式があるとする. もし,\( x \) が \(2\) であれば,\( x \)の代わりに\( 2 \) を書いて,
\[ 2 \cdot 2^3 + 2^2\ - 2 +1 = 19 \]
となる. このように,文字 \( x \) を \( 2 \) に置き換えることを,
式に値を代入するといい,その代入した結果の値を式の値という.

(例)\( x=-2 \) のとき,式 \( x^2 – x^3 \) の値を求めよ.
\[ x^2 - x^3 = (-2)^2 - (-2)^3 = 4-(-8) = 4+8 = 12\]

(例)\( x=123,~y=122 \) のとき,式 \( x^2 – y^2 \) の値を求めよ.
\[ x^2 - y^2 = (x+y)(x-y)=(123+122)(123-122)=145 \cdot 1 = 145\]

ページ:«1234567...18»